Q&Aコーナー
質問1:ヒザの水をぬくと癖になるというのは本当ですか?
回答1
癖にはなりません。
膝の関節では、軟骨や半月版などに異常があって、炎症が起きると、水(関節液)が貯まることがあります。
炎症が治まれば、水は貯まらなくなります。
水を抜く意味は関節液(水)を抜き、その関節液の色や性状などを確認することで、
膝の状態や病気の診断に役立つからです。
また治療のさい関節内に注射をする時、水で注射した薬剤が薄められ、
効果が半減してしまうのを防ぐためです。
質問2:友人からコンドロイチンの錠剤を勧められていますが効きますか?
回答2
この質問も最近よく聞かれるものの1つです。
コンドロイチンやグルコサミンなどは軟骨を形成している重要な成分でありますが、
これらを経口摂取し、実際有効な形で軟骨に集まるかは疑問です。
整形外科学会では、有効性はまだ実証されていません。
まだ商品の品質にもかなりバラツキがあることと、
実際の効果のわりに値段が高いため、 現在わたし自身は特にお勧めしている商品はありません。
それよりもバランスが取れた食事や、適度の運動などが重要です。
質問3:冷シップ?温シップ?
回答3
まずシップの役目からお話しますと、患部に貼ることでその成分が皮膚から
浸透して効果が現れるので冷やしたり温めたりすることが目的ではありません。
骨折や外傷のさい、本当に冷やす必要があるときは、氷水やアイスノンなどを使用しましょう。
冷シップは冷たさを感じるメントール、温シップはトウガラシ成分のカブサイシンが含まれていますが、
どちらも血流を変化させるほどの温度変化させるほどの温度変化はありません。
基本的には患者様ご本人の好みでいいと思います。
質問4:温めるか?冷やすか?
回答4
体のどこかに痛みがある時、温めた方がいいか、冷やした方がいいかとよく聞かれます。
一般的に、打撲や捻挫、骨折などの外傷による痛みは、
急性期には局所に熱を持つことが多いので、 氷や保冷剤などで冷やします。
冷やすことで腫れを抑えて、炎症が広がるのを防ぐことができます。
逆に肩こりや膝、腰の慢性的な痛み、骨折後の後遺症による痛みでは、
入浴やカイロなどで温めることで、血行が改善され、筋肉に貯まった疼痛物質が除去され、
筋肉や関節周囲の靱帯などの緊張も緩和され、痛みが楽になります。
ただ状態によって判断が難しい場合もあるため、 そのさいは整形外科専門医にかかることをお勧めいたします。
質問5:動かすか? 安静か?
回答5
体に痛みがあるときは、痛みが始まるまで安静にしてから
少しずつ動かし始めるのが原則です。
特に外傷による痛みの場合は損傷を受けた部分が修復されるまで十分安静にする必要があります。
反対に関節や背骨の変形による痛みなどの場合は、
あまり安静にしすぎるとかえってマイナスになることもあります。
これらの痛みの原因として、関節や背骨周囲の筋肉やスジなどの柔軟性の欠如が、
もともと原因になっていることが多く、長期の安静がさらに柔軟性の低下を引き起こし、
痛みの悪循環の形成につながるからです。 
ただし、運動の方法や程度、運動を開始する時期などは、
いちがいに何時から始めた方がよいかは、 疾患や症状の程度などにより異なります。
整形外科専門医にご相談することをお勧めします。
質問6:ヘルニアは、手術が必要か?
回答6
今は、ほとんどの例で手術しません。
ブロック注射や電気療法、コルセットにて改善いたします。
質問7: 杖は、どちらの手にもてばよいのでしょうか?
回答7
杖はケガした側や患部と反対側の手に持ちます。
右足をケガしたら左手に持ちます。
そして普段歩くときと同じように、右足を前に踏み出す時は左手に
持った杖も前に出して、痛みのある右足に負担がかからないようにします。